高山陣屋見学会

今回の勉強会は、高山で行われました。


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  1. 高山陣屋とは
  2. 外部写真
  3. 内部構造
  4. 屋 根
  5. なぜ板葺きなのか?
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高山陣屋とは
 元禄5年、幕府は飛騨を直轄領としました、明治維新までの177年間江戸からの代官、郡代が政務を 行った御役所が、高山陣屋です。明治維新後、そのまま役所として利用されてきました。
その後全国に残る唯一の郡代所を保存するため、岐阜県教育委員会が、平成8年まで三次にわたり、20億を費やし復元修理を行いました。
陣屋平面
陣屋平面図

 建物の屋根はすべて板葺きです。
御門、門番所、御役所、お勝手土蔵、書物蔵は、半くれ熨斗葺、御蔵は石置き長くれ葺、玄関庇は柿葺で葺かれています。そのすべてを社寺葺師の近藤氏が一人で葺いたそうです。
 

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外部写真
  
説明をする近藤氏 御役所前面
詰所屋根 御門を玄関より撮影

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内部構造
 
平成元年に復元した台所から見た軸組みです。

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屋 根     
屋根端部の収まり 土蔵庇の屋根裏
屋根端部の収まり2 石置き長くれ葺きの模型
柿葺きの模型 半くれ熨斗葺の模型
陣屋に保存されている屋根葺き材 

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なぜ板葺きなのか?
 石置き長くれ葺きはネズの木で葺いてあります。そして5年ごとに板の向きを変える必要があり、表裏で、20年間で葺き替える 必要が、あるそうです。維持管理には、大変な手間とお金が、かかります。昔は高山民家のほとんどは、この葺きかただったそうです。
なぜこれほど手間の掛かる工法が、主流だったのでしょうか?それは、高山の雪と、寒さのせいだったそうです。当時の瓦では、凍害にやられて しまい役に立たなくなったそうです。また当時は、職人が、葺くのではなく住人どうしが共同で葺いたそうです。さらに当時は材料が、豊富だったのです。 要するに、材料も簡単に手に入るもっとも費用のかからない屋根葺き工法だったのです。
 しかし現在では、逆に費用の掛かる工法になってしまいました。職人さんも、高山には、近藤さん一人になってしまいました。
(野澤)

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