--第38回勉強会--

こんな家に住みたいな!
こんな町にすみたいな!
幻燈会


楽しみながらトラブルをエネルギーにしながら住まい
コミュニティをつくる−もやい住宅Mポート


 「もやい住宅Mポート」は熊本市にあるコーポラティブハウジング形式で1993年に建てられた共同住宅です。
コーポラティブハウジングとは、住まい手が力を合わせて建物を作り出す方法で、イギリスを発祥の地と して200年の歴史が、あります。わが国では、1968年の第1号以来7000戸が、建設されています。
 コーポラティブハウジングのメリットとしては、以下のものが、あります。
  • 家族構成や好み合わせた間取りやデザインが可能
  • 欠陥のない安全な住宅を入手できる
  • みんなで集まることにより広場や共同空間を豊かにできる
  • 共同生活意識や良質なコミュニティがはぐくまれる
 
   もやい住宅Mポートは、1988年より当時熊本大学の教授であった延藤氏ら専門化グループが、準備を行い 1989年5月に住まい手を募集して「もやい住宅の会」を設立しました。

各地のコーポラティブハウジングの見学をくりかえし、住まい手どうしの親睦を深めていったそうです。

 1990年に建設地が、決定しました。この竹林に「もやい住宅Mポート」は、建設されました。

 住み手全員が、納得いくまで徹底的に話し合いが、行われたそうです。

1991年11月にいよいよ建設が、はじまりました。右の写真は、1992年の型枠大工さんを囲むバーべキュウパーティです。

 1992年上棟式が行われましたが、組合員の一人が、やむをえない事情により脱退する事になり「もやい住宅Mポート」は建設続行のピンチを迎えましたが、 右の写真中央の老婦人の参加によりそのピンチを抜けることができました。

 子供達も建設を手伝いました。

 予算不足は、住まい手自身が、工事に参加することで解決していきました。

 1993年「もやい住宅Mポート」は完成しました。この写真は、竣工式・披露パーティの模様です。

 昼間と夜の外観です。

 4階平面図とその一室で開かれた演奏会

 3階には、「House in House」と名づけられた部屋があります。この部屋の住人は、延藤氏自身だそうです。

 共同空間には、住まい手自身により作られた子供達の図書館が、あります。
 右の写真中央で本を読んでいる子供は、親の海外赴任により「もやい住宅Mポート」を一時はなれましたが、 大きくなって戻ってきました。左の写真の女の子です。二つの写真でこの子の読んでいる本は、同じ本だったそうです。

 4階には、星の広場と名づけられた芝生の植えられた広場が、あり子供達の遊び場になっています。 この広場の芝生を管理しているのは、右の写真のウサギさんだそうです。

 立体的に造られた一室と建物断面図

 ペンキ塗りなどのメンテナンスは、住まい手みんなの共同作業だそうです。

 「もやい住宅Mポート」に住み建物で遊びまわる子供達の素晴らしい笑顔です。 この笑顔が、「もやい住宅Mポート」の素晴らしさを雄弁な語っているように私は、思いました。




子供も自然も人工も育ちあう
−コーポラティブ住宅ユーコート(京都)


 「コーポラティブ住宅ユーコート」は、「もやい住宅Mポート」より大規模の建物で延藤氏のコーディネートにより生まれた集合住宅です。

ユーコートの配置図

 敷地内には緑が、あふれています。
 その中のワンルームに造られた一室です。
 年齢の異なる子供達のグループが、自然に形成されていったそうです。また住まい手同士の自然な助け合い もよく見かけるそうです。
 左は、竣工直後です。年が経つにつれ緑が、のびていっています。
 建物には、ベランダに緑化が、行われています。
 遠藤氏は、毎年開かれている「ユーコート祭り」の時に学生をつれて訪問するそうです。学生達は、住まい手と語り合い 住宅に対して自分なり新しい発見を重ねていくそうです。